【普通預金よりは、まし】定期預金について。始め方・金利は?【2倍】
普通預金だと、金利が低すぎるというのはよく聞くと思う。そこで、普通預金以外の選択肢を探したときに一番に見つかるのが、定期預金だと思う。
ただ、定期預金を利用したことがないと、どの銀行で始められるのか、デメリットはないのか、金利がいいのはどの銀行か、いろいろ気になるところが多くて始めづらいと思う。
そこで、この記事では、定期預金をデメリット・メリットを紹介しながら、始め方もかんたんに触れて、主要な銀行での金利も比較する。
金利比較では、日本での保有口座数の多いなじみのある銀行を取り扱うので、将来のお金の運用に迷うパパママ、ほかにも定期預金が気になっているけどまだ始められていない方の参考になると思う。
いつでも引き出せない代わりに、利息が高い預金。
普通預金と比べると、デメリットは、いつでも引き出せないことで、メリットは利息が高いこと。
これが、そのまま定期預金を表してる。
引き出せない期間は、定期預金を始める時に決めることができるが、
1か月~十数年までかなり幅広く選ぶことができる。
銀行の仕組み上、引き出せないほうが都合がよく、利息は高くなる。
ちょっとだけ話は変わるけど、基本的に銀行は、個人や会社から預かったお金を別の個人や会社等に貸し出して、利息を受け取って儲けている。
その仕組み上銀行によっては、好きな時に引き出されるより、いつ引き出せるか決まっているほうが管理がしやすく都合がいい。
だから自然と普通預金と違ってすぐに引き出せない定期預金は金利が高くなる。
ただ、正直普通預金よりは、まし程度。
日本銀行が公表している日本の普通預金の平均金利は0.001%で、めちゃくちゃに低い。
1,000万円預けて、年に100円。100均で買い物すらできない。
それで、定期預金はというと、5年の場合で平均金利は0.003%、3倍。
1,000万円預けて、年に300円。100均で買い物はできる。牛丼は食べれない。
もちろん、平均なので銀行によっては変わってくる。
それでも、わざわざ定期預金の口座を開設して、1,000万円預金で250円の差だと正直いらないし、始めようとも思わない。
参考に、口座開設が多い銀行での金利も比較しておく。
馴染みのある銀行で、利息を比較。
大体の銀行で、始められる。
ちなみに定期預金は、基本的にどの銀行も可能で、定期預金の口座開設に必要なものは、普通預金と変わらない。
・身分証明書
・登録用の銀行印
になる。加えて、積立定期の場合(5年間、一カ月ごとに5千円づつ入れていくとか。)だと送金元の口座が必要となる。
そこで日本の中でも、普通口座保有数が多い銀行3行で比較してみる。比較する銀行はこちら。
・三菱UFJ銀行
・三井住友銀行
・ゆうちょ銀行
なんと普通預金の2倍。そう2倍だけ。
三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | ゆうちょ銀行 |
0.002% | 0.002% | 0.002% |
どの銀行がいいかなとか迷う余地もなく、すべてなんと0.002%。
ちなみに普通預金もすべて0.001%なので、どこでも2倍。+0.001%!
1000万円預けて、年100円!100万預けて、年10円の差! いらない!
金額・期間を変えても変わらない。
ちなみに、最初に銀行にとって引き出せないほうが、管理しやすいという話をしたけど、残念ながらこの3行は、金額や期間が変わっても、金利は変わらない。
ただ近年話題に上がる実店舗を持たないネット銀行では、変わるケースは普通にある。
例えば、オリックス銀行であれば、100万円以上の場合は、
1年で0.22%、3年0.25%、7年0.28%といった感じ。
大手の銀行では、手間に対しての金利を考えると、やる価値はない。
ネット銀行ならまだしも、大手の銀行だとそ微々たる金額しか変わらない。やる価値はない。
自販機で飲み物を買おうと思ったときに、コンビニで買う。
コンビニで買い物しようと思ったときに、もうちょっと先のスーパーまで行って買う。
口座開設より気楽な、こんな手間で、その差は取り返せてしまう。
楽天・あおぞら銀行等だと、普通預金で100倍以上の金利
ちなみに、ちょっと話題に出したネット銀行だと、普通預金の金利が、そもそも高い。
例えば、
楽天銀行であれば、楽天証券口座も作成の上、二つの口座を連携させせることで0.1%
あおぞら銀行BANK支店であれば、0.2%
大手普通預金の100倍、200倍。
もちろん勤め先によって、この2つの銀行口座を給与の振込先口座にできるできないはあるが、
定期預金を始めるよりも、メインの銀行を切り替える、あるいは貯金用のネット銀行口座の用意を検討するほうがよっぽどメリットがある。
定期預金は、用途によるけど、基本的に不要。
紹介した通り、今の定期預金は、かなり金利が低い。
正直、わざわざ始める価値はない。
ただ、将来の子供の学費・車の買い替え・家やマンションの購入・老後資金いろいろな用途のために、
普段使いの口座とは分けておきたいという方もいるだろう。
そういった場合は、先ほど挙げた楽天銀行やあおぞら銀行のような普通預金でも金利が高い口座を開設するところから検討してみるのがおすすめ。
子供の学費を用意する目的であれば、学資保険のほうがまだいい。
ちなみに、将来の子供の学費という用途であれば、他の保険の加入状況にもよるけれど、学資保険のほうがいい。
例えば返礼率(入れたお金に対して満期に受け取れるお金の割合)が107%で0歳から開始して18歳で受け取る場合、金利で表すなら、0.376%程度で今回紹介した中のどれよりも高い。
さらに、支払中は税金を少なくできる場合もある。
学資保険についても、まとめているので気になる方はこちらも参考にしてほしい。
この記事が、参考になればうれしい